ジカ熱の猛威はまだ続く……

リオデジャネイロオリンピックが閉幕し、約20日間にわたって続いた世界中の興奮も、今は落ち着きを見せています。
しかし、開催国であるブラジルを含む南米諸国では、今なお深刻な問題に悩まされています。
それは、少しずつ北米にも拡大しつつあるようです。

そう、ジカ熱の猛威。
治まる気配は依然として見られません。
つい先日も、新たな「人同士のジカウイルス感染」が発覚しました。

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しかも今回は、ただの「人同時の感染」ではありません。
ドミニカ共和国(やはりジカ熱流行国)に渡航したアメリカ在住の男性が、帰国後にパートナーの女性と性交渉を行った結果、渡航していない女性にジカウイルスの陽性反応が出たというもの。
さらに、実際にジカ熱流行国に渡航した男性の方は、ウイルスに感染してはいたものの症状は出ていないというのです。
これまで何度も書いてきましたが、ジカウイルスに感染したからといって必ず発症するわけではなく、むしろそのまま症状が表れない事の方が多いのだそうです。
しかし、今回は上記のような特異なケースだという事で、専門機関による注意喚起にも変化が出てくるかもしれない……とされています。

ちなみに、今回のカップルはコンドームを使用していなかったという事で、もしコンドームを着用していたら二次感染を防げたかもしれません。
コンドームは避妊だけでなく、今回のような病気感染のリスクも下げる効果があります。
もちろん100%防げるという事ではありませんが、使用するのとしないのとでは様々な意味で違いがあるでしょう。
そもそも男性が感染に気付いていなかった(旅行で疲れている程度だった)という事もありますが、やはり最低限の対策は必要という事なのでしょうね。

今回の発表を行ったアメリカの専門機関は、ジカ熱流行国に渡航した後の性交渉について、コンドームの使用に関する注意喚起をより厳格化する可能性を示唆しています。
実際にこういうケースが確認された以上、今後の感染拡大抑制のためにも、混乱を招かない程度に情報提供をしていただきたいところです。